数値予報の天気図は、デスクトップアプリで
地上天気図(気圧配置)、500 hPa 高度、850 hPa 気温、ジェット気流、降水量 — ECMWF の数値予報を自分の PC に取得して、全球から日本周辺まで描きます。
このサイトは、気象業務法のため予報図を載せていません。以前ここにあった GFS の予報図 (850 hPa 気温など)の代わりに、デスクトップアプリ AIseed Weather で同じ種類の図を描く方法をまとめました。
描ける図
地上天気図(気圧配置)
海面更正気圧の等圧線に、降水量や 10 m 風を重ねます。高気圧・低気圧の配置、 等圧線の混み具合、台風の中心気圧と経路を、予報時間を進めながら追えます。
高層天気図
1000〜50 hPa の 13 面の、ジオポテンシャル高度・気温・風速・湿度・鉛直流・渦度。 500 hPa 高度でトラフとリッジ、850 hPa 気温で寒気・暖気の流れ込みを見ます。
ジェット気流
250 hPa・300 hPa の風速で、ジェットの位置と強さ。
降水・雲・大気の状態
積算降水量・降水強度・降水タイプ・全雲量・可降水量・最不安定 CAPE・2 m 気温・突風など、 ECMWF Open Data の 185 要素。
全球予報図と地域
全球・北極中心・南極中心・日本周辺・東アジア・北太平洋・北大西洋・ヨーロッパ・北米・ アジア・アフリカ・南米・オセアニアの 13 の範囲から選べます。
予報時間と動く地図
解析(T+0)から 240 時間先まで(00・12 UTC の初期値。144 時間までは 3 時間ごと、その先は 6 時間ごと)。 「動く地図」では GPU で描き、拡大・移動しながら風の粒子を流して再生できます。
画面の例
旧サイトの GFS の図との対応
| 旧サイトの図 | アプリで選ぶもの |
|---|---|
| 850 hPa 気温(/Gfs/Temperature/850) | レイヤー「850hPa気温」 |
| 500・925 hPa 気温 | レイヤー「500hPa気温」「925hPa気温」 |
| 北極域の 500・850 hPa 気温(/Gfs/TemperaturePoler/…) | 地域「北極中心」+ レイヤー「500hPa気温」「850hPa気温」 |
| 300・500・850 hPa の風(/Gfs/Wind/…) | レイヤー「300hPa風速」「500hPa風速」「850hPa風速」 |
| 降水量(/Gfs/Precip) | レイヤー「積算降水量」「降水強度」 |
モデルは GFS ではなく ECMWF の IFS(HRES、0.25°)です。GFS などほかのモデルは計画中です。
使い方
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入れる
Linux(macOS も同じ手順)で、Miniforge(conda-forge)を使います。動く地図を使うなら、 部品入りの実行環境を一度だけ作ります(約 1 分)。git clone https://github.com/aiseed-dev/weather.git cd weather mamba env create --prefix ./.venv -f environment.yml mamba activate ./.venv pip install -e . tools/build_client.sh # 動く地図を使うとき(一度だけ) flet run
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取得元を選ぶ
初回の起動で~/.config/aiseed-weather/config.tomlができます。どこから予報を取るかは アプリが勝手に決めないので、ここで選んでから起動し直します。日本からは Google Cloud のミラーが速い。forecast_source = "ecmwf_gcp" # ほかに "ecmwf_aws"・"ecmwf_azure"・"ecmwf_direct"
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データを取る
下のタブの モデル を開き、左の GPV データ で初期時刻を選んで 取得 を押します。1 時刻分が約 150 MB で、 取り終えた時刻から描けます。取得するのはこのボタンを押したときだけで、 手元に取ったデータは次からそのまま使います。 -
図を選ぶ
左の 地域 で範囲を、レイヤー で要素を選びます。 下のスライダーと ▶ で予報時間を進め、上の 図 / 動く地図 で描き方を切り替えます。
図には、データの出典(ECMWF Open Data、CC-BY-4.0)と初期時刻・予報時間を描き込みます。 このアプリは公開されている数値予報のデータを可視化する道具で、予報を発表するものではありません。 防災の判断には、気象庁の警報・注意報などの情報を使ってください。